until You come to me.

さあさあエヴァファンの皆さん
待望の新情報来り ですね
12/19、「日本アニメ(ーター)見本市」にて、その第7話として公開された本映像
なぁんだか意味深なことばっかりで考察のやり甲斐があります
今回はかるぅくだなんて言ってられる状況ではないのでがっつりと参ります
どうぞお付き合いを
1回観ただけでも興奮してしまいますよね
相当濃い内容になっているのではないかと思います
映像の展開に準じた形で考察を進めていこうと思います
無い脳ミソで考え抜きました 
どうぞよろしゅう



1 タイトル 
"until You come to me."
直訳すると「あなたが私の元へ来るまで」
はて
意味不明です
とりあえずこちらは保留という形で置いておきましょう
のちの展開から分かることがあるかもしれません



2 冒頭
道路や車といったガレキが浮遊している描写
特にこれといった突っ込みどころもなく、Qの続きかと

そして映るシンジの足
第13号機に搭乗した際のプラグスーツですね
Qに於けるラストのシーンのように思えます
益々ヘタレになってしまったシンジをアスカが引っ張っていくシーンです
しかしながら少々違っているような気も
彼の前にはアスカのものと思われる足跡がありますが、心なしかシンジが自らの意志で歩いているように思えなくもない...
果たしてこれは前作とは違った場面なのでしょうか



3 雪
いきなり雪が降ります
インパクトの後の紅い大地に降る雪
今まで一切降らなかった雪が降りましたね
2ndインパクトのせいで常夏となってしまった筈なのに(TV版設定。新劇では言及されていなかった...と思う(曖昧))
余談ですが、筆者個人的に、このシーンに映る羽のようなものが非常に気になっているところです
扇風機のような...
一体何なのか(特に意味はなさそう)

しかしまあ雪と聞いて思い出すのはやはり貞エヴァ(漫画版)ですよね
つい先月発売された最終巻で雪が降っていましたね
その中にシンジが居て...
と思っていたらまさかの同シチュエーション
これは確実にかぶせてきてますねぇ
漫画と新劇の関係性を疑わずにはいられない状況になってきました

因みにこの雪の描写、後にも数カット登場します



4 エントリープラグ
エントリープラグが地面に大胆にも刺さっています
新劇場版に於いては各機体によってエントリープラグの模様が異なります
そしてこちらは、下部に見える特徴的なジグザグ模様から判定するに2号機のものであると分かります
これは恐らく、対Mark.09戦の際に緊急脱出した後のものでしょう
同様に脱出を行ったシンジのプラグも地面に刺さっていますのでこちらは間違いがないと思われます




5 インフィニティの成り損ない
今回もご登場
成り損ないたちです
首が吹っ飛んでおり、身体もボロボロです
こちらに関しては前作と変更点は無い模様
気になったのは奥
何かによじ登ろうと群がる多くの成り損ない
地獄絵を彷彿とさせます
何か、インフィニティたちにとって必要な物でもあるのか...
その後2カットに渡って登場する者に共通すること
・拘束具(いわゆる装甲板)が無く、生身である
・肉が透けて内骨格が丸見えである
これはお初ですね
全くの謎です



6 月
各種月の様子が大幅に変わっています
特に黒き月に関しては、本映像内では傾いているように思えます
4thインパクトの後に一体何が起こったのか
まだまだ謎に包まれています

そして更に注目すべきは街並みです
4thでぐっしゃぐしゃにされた筈の街が再興しています
となると、この場面はインパクトから相当な時間がかかった後なのでしょうか
はたまた、エヴァの力で元にもど戻したのでしょうか(槍を使用したか?)



7 シンジ
エヴァの呪縛により、身体の成長が14歳でストップしてしまったシンジたちであった
しかしながらこの顔である
どう見ても年を取っている
大人びている
これが果たして何を意味しているのか
呪縛の効力にも期限があるのか
それともまた別世界のシンジなのか...



8 線路
これを見て咄嗟に思いついたのは
新劇の分岐説です
You are (not) alone.
You can (not) advance.
You are (not) alone.
新劇3作品のサブタイトルの各分岐
notの有無によってストーリーの展開が変化していくという考え方が一部のエヴァファンの間で話題になっていましたよね
どうにもこれらを示唆しているように思えてならないんですよねぇ
抽象表現が大好きなエヴァサイドとしてはこういう感じもありなんじゃないかなぁ



9 初号機覚醒
う〜ん
なんだか難しいですね
破のラストシーンのように思えますが...
まずは1枚目
疑似シン化第1覚醒形態となった初号機のようです
しかしながら発光部位が少々異なるような...
別シーンなのでしょうか
左腕も通常状態ですし
あまり細かいところまではわかりません
問題は次です

こちらのシンジ
明らかにコアと見られる紅球を、鋭利な物体が貫いています
奥では2号機のものとみられるプログナイフ何者かによって突き立てられています
そしてコアの周辺には肋骨と見られるものが
ここで、シンジがコアを有していることに関して謎ではありますが、なんらかの原因(エヴァの呪縛?)があると考えられます
そして更に、
・初号機がMark.06の投げたカシウスの槍によって貫かれた際のシンジの精神世界を表現したものである
・破に於いてシンジがアスカを救うことができなかったことの暗示
このようなことも考えられるのではないでしょうか
破のラストではシンジは制服姿であったことや、前後のカットとの関係性からそのようであると考えます
となるとやはり当該シーンが最新作に於いても重要性を持つのでしょうか
初号機によりファイナルインパクトが起こされるのでしょうか
謎は深まるばかりです

みんなのアイドル、げんどうくんです
Qで登場したバイザー姿とは異なりそれまで通りのメガネです
これもまた上の2件がQ以前(破)のものであるということの裏付けになるのではないでしょうか

以上のことより、この一連のシーンは破からQにかけての初号機によるサードインパクトを表しているのではないかと考えます

10 カヲル
3人のカヲルと聞いて連想されることは2通り
庵カヲ  貞カヲ  新カヲ
又は
序 破 Q
です
前者はTV版、漫画版、新劇場版それぞれのカヲルの通称です
各々彼のキャラがあまりに異なるために全く違うキャラクターとすら思えてしまうような
ここで全てのカヲルを出すということはやはり上記全作の関連性を裏付けているのか
単に前3作品を振り返っているだけなのか
それとも、カヲルがクローン体でありその複製が多数存在するということを表しているのか 



11 アダムス(?)
エヴァ特有の、気持ちの悪い素体
最初は量産機かと思いました
旧劇で自らにロンギヌスの槍を刺すという描写があったものですから
しかしよくよく考えてみるとですね
「ん?4体だよな?槍だよな?ん?ってことは...」
そうですよねぇ
アダムスですよねぇ
もうそうとしか考えられなくなってしまいましたよ
この槍が、2本はロンギヌスなのにあと2本はわからないよなぁ
やっぱカシウスかなぁ
とか色々考えてた頃が懐かしいですw
結局Qでは一切言及されませんでしたね
最終作こそこいつらの謎を解明してほしいところです



12 アスカ
4カットに渡って展開される

TV版
旧劇場版
新劇場版(序・破)
新劇場版(Q)

の4人のアスカ
加えて、次の項も見てみましょう



13 海
TV版
旧劇場版(又は序?)
新劇場版(序・破)
新劇場版(Q)

こちらもまた前項のアスカ同様の展開となっています
同じ波を打つ海が、時間軸に沿って変化していきます
これはもう全作品の関係性を裏付けているとしか考えられません
いや、そうとしか考えたくない!



14 レイ
これを見たときになぁんだか違和感があったんですよね
わかりました
インターフェースがない
そして何より、プラグスーツが違うということです
肩から胸にかけての模様
これが青色になっています
違和感の原因はこれだったのか
ではなぜ色違いなのか
別ロットだからなのではないでしょうか
Qのラストでアスカが言った、
綾波タイプの初期ロット」
初期があるということは別のものもあると考えられる
それらを識別するためにプラグスーツのデザインを変えたのではないでしょうか
レイは複数存在するのでしょう

色そのものについて考えると
赤→青
つまりは綾波がNERV(赤)からWILLE(青)へと転向することを示唆しているようにも見えます



15 シンジとレイ 壱
画面左から右方向へと向かう、シンジと思われる手
その後それに向かい合う形で進むレイの手
しかしながらそれはもろくも崩れ去ってしまいます
初見では、レイが死ぬのか、シンジがレイと会えずじまいになってしまうのかなどと考えていましたが
それらしく収まるネタが見つかりました
こちら
碇君
私は
砕けて
散って
すべてのものに降りそそぎ
...
(貞エヴァ14巻より)

まさにこれでしょう
リリスとしてのレイが崩壊し、補完が中断するシーン
この一連の映像はこれを表しているのでしょう
さらに注目すべきは次頁
待っている
あなたが
還って来るのを
...

この頁を見たときには鳥肌が立ちました
そうです
タイトルとの関係です
"until You come to me" あなたが私の元へ来るまで
すべてがスッと腑に落ちるような
そんな感覚です

つまりこのタイトルは、リリスとしてのレイの目線からのものであり、
「あなた(シンジ)が私(レイ・リリス)の元へ来る(還る)まで」
ということを表しているのではないでしょうか
この映像では補完されるまでのことを
そして最終作では補完の発動を描く
こういった伏線ではないか
そういうふうに考えることも可能です



16 シンジとレイ 弐
場面は一転
水も紅くなくなります
足元から舐めるようにしたカメラワーク
プラグスーツ姿のシンジですが、 水面に映るのは制服姿
もう色々考えすぎてそろそろ思考がストップするくらいです
謎としておいておきましょう(何か良案が思い付けば更新します)
そしてシンジが凝視する先には...
見覚えのある構成でレイが現れます
そうです
TV版・序冒頭シーンです
しかしながらよくよく考えてみると違いが分かります
順序が逆になっています
TV版・序ではレイを見かけてから鳥が飛び立つのに対し
本映像では鳥が飛び立ってからレイが映し出されます

ここで引っかかること
TV版・序の場合は、このイベントの後にシンジはレイと初めて会うということです
そのイベントの順序が逆になっているということは...
シンジはレイと会えずじまいになってしまうのでしょうか
どちらかが死んでしまうのでしょうか...

全作の始まりと言えるこのシーンと同様のものが最終作で用いられている
これは旧劇場版におけるキールのセリフ
「始まりと終わりは同じところにある」
というところへと行きつくのではないでしょうか

ここで少し、レイのカットについて考えます
レイの左目というのは、TV版オープニングでも登場します
このカットでの歌詞は
「運命さえまだ知らないいたいけな瞳」
です
そして本映像に於いて、その瞳に彼女自身が映し出されています
つまりこれはレイが自らの運命を知ってしまったということではないでしょうか
映っているのは通称「黒波」
しかしながら瞳の持ち主はあの、感情を持ちつつあったQ以前のレイに違いありません
彼女の中で何かしらの変化があったのでしょうか

その後、レイを見つめるシンジが再度映し出され、彼はレイの元へと歩みを進めます
遂にシンジがレイ(リリス?)の元へと還るということを示唆しているのではないでしょうか
初めに書きましたように、本シーンで場面が一転します
筆者としては、これは精神世界の描写ではないかと考えます
水面に何故か制服姿のシンジが映り、更には居ないはずの制服レイが登場するという突飛さがこの考えに一役かっています
これらは前項で示した、タイトルの解釈と関連が深そうです



17 最後に
とまあ色々考えたわけですけど
この映像は何だったのか
今までの作品を別目線で振り返りつつ、最終作へのほんのちょっとした足がかり、ヒントとして作られたものではないでしょうか
結局はシン・エヴァの最新情報そのものではないんだろうなぁという一種の諦めもあるわけですね
どうせ裏切るんだろうという諦めです
エヴァ制作サイドはなんだかそれっぽい新映像を作ってファンを躍らせるのが大好きですからね

そういうことも考えつつもしかしながら沢山思いつくわけで
如何でしたでしょうか
短期間で考え出した内容ですので薄い部分も多々あったかと思いますが...w
まあそこはみなさんの寛大な心でお許しを
また何か思いつくことがあれば更新しようと思います
(以上の内容は筆者個人の考察であり、正答は制作者にしか分かりません。また、TV版・漫画・新劇それぞれの関係性、繋がりがはっきりしていないため、本考察は完全な憶測に過ぎません。ご了承ください